仮に二つのDRと、それぞれを支持するグループがいたとする。そして、そのいずれもが過半数を獲得していないとする。このとき、互いの主張を盛り込み、互いに合意できない部分を削ったDRを1つ作ることにより、圧倒的過半数を獲得してそれを通すという方法が、一般的にコンバイン(合体)と呼ばれるものだ。
これは手続き事項ではなく、慣習的な方法だ。コンバインという名前も通称である。この方法の利点は、コンバインが成功すれば簡単に過半数が獲得できるという点だ。一方、問題となるのは互いに合意できる主張だけをまとめた結果、内容が薄いDRが提出されるという点。そして、もともと別々の方向性をもったDRをコンバインする場合、文言の方向性がばらばらになってしまい、DRの趣旨がわからなくなってしまう、という点だ。
コンバインを進める過程で問題なのは、手続き的にどの程度の文言変更が可能なのかという点、そして交渉の方法である。前者に関しては、文言変更が前文のみだとか、削除のみだとかいう制限がついている場合が多く、その場合新たな文言を追加できない場合もある。後者に関しては、例えば全員でどの文言に合意できるかを話し合う方法や、一部の大使に決定権をゆだねて少人数で分野や論点ごとに話し合うなどの方法がある。
いずれにしても、コンバインとは票集めの1つの方法である。必ずやらなければいけないものでもないし、自分達のDRの一部を修正して過半数がとれるのならばこちらのほうが労力は少なくて済む。必要に応じて使うようにしよう。