退席とは何だろう? 一般的に国際会議からの退席とはその会議への不満や反対を示すものであり、その不満には議題や自国に対する外交儀礼の配慮がなされなかった、など様々なものが含まれる。
退席とは、一種の意思表示だ。それと同時に相手から何かしらの譲歩を引き出すための材料にもなりえる。前期会議冒頭からUSやイスラエルは自国の退席を材料に、議場に圧力をかけてきた。しかし、それは議場が「USやイスラエルの退席は望ましくない」と判断したからこそ有効な手段であって、もし退席になんら価値を認めていなければ、両者は何も言わず議場を去ったであろう。その意味で、両者に「退席」というカードを与えてしまったのは議場なのだ。
また、第7会合においては、両者は「次回会議に出席しない」という交渉材料を持ちかけた。これは退席をしてしまった後、さらに議場への影響力を行使するために持ち出した諸刃の剣である。だが、この発言を誘発してしまったのはEUやアラブの交渉であったことは間違いない。
議場で「USとイスラエルを会議にとどめよう」という暗黙の了解を作りあげたとき、議場はそのリスクを考えていたのだろうか?第7会合になって、突然USやイスラエルを無視する方向に会議が進んだとき、それがUSやイスラエルを追い込むことになる事に気がついた大使はいなかったように見受けられた。
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